2018.3.31

仕事やプライベートの予定が続いたため、3/29-4/2まで東京にいます。で、昨夜はこれに参加しました。

https://standfortruth.jp/0330.html

ぼくら市民は、自分の生活を大切にしつつ、やるときにはしっかりやる、のが大事だと思います。きっと天気もいいし、夜も気持ちがいいだろうな。というわけでワインとビールを持って行きました(昼から別用で飲んでたので写真なし!)。

官邸前に到着し、「サイレントゾーン」という比較的静かで空いてるエリアの花壇に座って、ビール片手にぼんやり。たまたまその横にいた、年齢も価値観も近い男性と、小一時間くらい話し込みました。

デモ慣れした人達とはお互い距離感があり、マナーの悪い人もいたりしたので、そういった人たちへの不満を言い合ったり、「混み合ってるゾーンに行くのはいやだね」みたいな話と、安倍さんだけを下ろしても何も変わらないという認識からの問題構造についての議論、それでも今日はいてもたってもいられないので来たよね、という意識の交換。特に連絡先も交換せず解散。

翌朝、下記の詩を眺めて、昨夜のぼくとあまりにも同じだったなあと思った。急ぎたいけど、急いでもたどりつけないところを目指して、励ましあったり、手を取り合って、進んでいこうねという温かいメッセージのように思います。

全体主義と対峙するための作品集 No.2

作品名:夜半へ(詩)
作者:岩田宏
公開年:1966年
購入:https://www.amazon.co.jp/dp/4783707022

(下記、最後の章のみ抜粋)

闇のなか
黒い縄の切れはしを
傷ついた手頸にまだぶらさげて
測候所の若い所員が
むこうから走ってきた
こちらからは
運転手が
道具箱をかついで

擦れちがうだろうか

出逢った

四個の目玉が
互いに相手を確認した
右手を出した
左手を出した
吸いつくように握手した

おれたちは初対面だが
もし逢えなかったらどうしようかと
そればかり考えていたよ

おれも

二人は肩を叩き合った
次に背中を叩き合った
咳が出るほど強く烈しく
二人はほんとうに咳をした
それぞれハンカチを出して
相手のよだれを拭いてやった

喰いたいけれども
だめだぞ ハンカチは
これは喰えない
非衛生だ

二人はポケットから
皺だらけのタバコを出した
それからイカのクンセイを
それからまっくろなヒジキを
モロミを デンブを
モリブデンを

大丈夫か きみのアキレス腱は?
バセドウさんはもう眠ったか?
地球の運行は学者どもに
任せておいてかまわないか
おれたちは何者だ

縄の切れっぱしだ
自動車の部品だ
ピンをはねられ
サヤをとられ
そがれ
へずられ
糸屑のようにほそくなって
その端と端とがわずかに触れ合った
連帯の始まりだ
最低の単位だ
夜のなかの二人だ

うう
寒い
寒いぞ!
きこえるか

塀のなかで
壁のなかで
目ざましのネジを巻いている
その針を「革命」に合わせている
もだえている
鍋のなかでまるまっている
膏薬を貼っている
三助を雇っている
しゃっくりしている
おくびをこらえている

まよなかの時計が鳴り始めた

ああ 一度でいいから
勇気を出して
革命なんか来やしないと言ってくれ
それが
きみたちには
絶望の終わりなんだ
おれたちには
革命の始まりなんだ

こうやって冷静に興奮して
すこしずつ温度を上げる
それしか手はない

まだ寒いか?
すこしはあったかいか?

ありがとう!